【スタッフブログ】 株式会社 フーム空間計画工房 北海道札幌市中央区の一級建築士・建築設計事務所

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2016年 12月 21日

チーズ工房タカラ アイスシェルター設置

喜茂別町で、チーズ工房タカラの店舗兼工場を新築工事しています。

この建物の新たな試みは、チーズの熟成庫に氷の冷熱を利用した「アイスシェルター」です。
建物の施工は喜茂別の富田工務店さん、アイスシェルターは30年の実績を持つ帯広の土谷特殊農機具製作所さんです。
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この日は工事の要である製氷ユニットの設置でした。
製氷皿は168枚、氷の重量は土間床にためる氷も含めて約40トンになります。
冬に外気で凍らせた氷の冷熱を土間に埋設した配管によって取り出し、隣室のチーズ熟成庫の輻射冷房に利用するという仕組みです。
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ユニットを設置する前の室内です。見えているのは軸間断熱ですが、ここからさらに建物外部を付加断熱します。夏場は窓も断熱扉でふさいで、氷が融けきる前に再び冬がやって来て凍り始めるという想定です。できる限り冷熱を確保するため、シェルター空間は可能な限り氷で埋め尽くします。
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製氷ユニットの設置風景です。クレーンで建物近くまで移動しますが、ユニット自体も重量があるので大変技術のいる作業です。持ち上げるとトラッククレーンの後輪が浮くほどです。タカラさんは牧場なので、干し草ロールを荷台に乗せてバランスを調整するという一幕がありました。

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建物横から最後はハンドリフトで搬入します。ここもミリ単位の慎重な作業でした。
無事に1台目がおさまり、一同一安心です。
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このあとすべてのユニットが順調に設置され、給水配管がなされて設置完了となりました。皆様お疲れ様でした。

チーズ工房タカラは牧場タカラの新鮮な牛乳でナチュラルチーズを製造販売しています。牛のマークが目印です。
造り手の斉藤愛三(なるみつ)さんは新得町の共働学舎さんでチーズづくりを学び、ご実家の牧場で工房を初めて10年目になります。長期熟成タイプの「タカラのタカラ」、干し草と青草の時期で違う味わいを楽しめる「カチョ」、白カビの柔らかいチーズ「小さなトム」など種類も豊富で、ナチュラルチーズコンテストでも数多くの受賞歴があります。一般の方だけでなくレストランでも大変人気です。
この日はリコッタタイプの「ざるチーズ タカラのヤッコ」を作っていました。皆さま是非、味わってみてください。
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新店舗は来年春ごろオープン予定です。どうぞご期待ください。
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by humu_sapporo | 2016-12-21 14:44 | □タカダ ゴロウ