カテゴリ:未分類( 7 )


2016年 07月 12日

「きなりの家」2年点検

「きなりの家」の二年点検に立ち合いました。一年点検がタイミング合わずに初めての点検となります。名前の通り、極力素材のままを意識した建物で、初めてチャレンジしたこともありますので楽しみです。
まずは外観から。外壁はトドマツの荒木を木酢液で染めたものです。原材料から着色まで道産となります。元から色あせた感じの外観なので2年目でどうということはありません。というか10年経とうがイメージは変わらないでしょう。メンテナンスも極力必要ないディテールとなっています。
d0148036_11261483.jpg

延べ床面積32坪にカーポートという標準的にコンパクトな建物です。しかし一年中たてものの隅まで同じような環境になるので、今までの32坪と比べると実質大分広く使えます。
d0148036_11315584.jpg

玄関ポーチまわりです。外壁の質感が良く分かると思いますが、ムラの無い仕上げが敷きな人にはあまり向かないでしょうが、ローコストということもあって大人気です。玄関ドアはオスモのファーグリーンにいろいろ調色して渋いモスグリーンで仕上げました。横の表札とポストボックスは真鍮で一体となっていますが、2年経って良い色合いになっています。室内に入ると玄関土間(土足部分)も木の仕上げです。さらに言うと一回オイルステインのオリーブ色を塗っただけですが、すでに塗ったかどうか分からに感じですが、個人的にはとても好みにしあがっています。
d0148036_11403674.jpg


土足のところが板なんて、すぐ腐るでしょうとか、掃除が大変でしょうと言われるのですが、過去の経験から、コンクリートより綺麗で手入れが楽だと思います。
次に浴室ですが、今回はトドマツの板壁にFRPの浴槽です。換気と暖房をしっかりすると壁がカビないのは当然ですが、それにしても綺麗な浴室でした。しっかり洗濯物干し室としても使っているようですね。
d0148036_11453433.jpg

シャワーの石鹸分を洗い流すことがきれいに保つコツですね。あと浴室をしっかり温めることです。
d0148036_11505242.jpg

今回から水回りに使っていた集成材を辞めて無垢板のはぎ合わせにしました。コスト的にはちょっと上がったのですが、より綺麗でさらに集成材のような接着面が表に出てこないのでより一層手入れがしやすいような気がします。ということで先に飛びますがキッチンの様子です。
d0148036_11534253.jpg

引き渡しのとき以上に良い色になっていますね。お客さんも「ステンレスより手入れが楽だよね」と言ってくれています。
d0148036_11564849.jpg

内装の仕上げは木部 ほぼトドマツ素地、構造材はカラマツ、壁は漆喰の荒壁仕上げとしています。二年が経つとずいぶん落ち着いた感じになってきますね。ちなみに分かりにくいですが、キリムを引いていたところを
めくってもらい、床の日焼けの様子です。
d0148036_11595284.jpg

木という素材はとても便利で、使い方さえ間違えなければ、どんどん良くなっていくものです。狭い土地の定番になっている2階リビングダイニングです。
d0148036_126466.jpg

今回の感想として、お客様がこの建物をとても可愛がっていることがとてもうれしく思いました。
どんな建物でも、建て主によって、どんどん良くなったり、魅力的になるものです。
ちなみにランニングコストは24時間全室暖房、毎日入るお風呂含めた給湯、調理をプロパンで年間17万くらい、電気料金年間3万円ということでした。さらに今度の冬の浴室の換気方法など工夫する事で快適性を保ちながら節約する方法を提案しました。
[PR]

by humu_sapporo | 2016-07-12 12:18
2012年 11月 07日

土間とストーブと蓄熱

11月3日土曜日の午前中に市内のお宅を引き渡しました。
住宅部分30坪(15坪+15坪)屋根裏付きの住宅です。いつもとちょっとだけ違う新鮮なテイストなのでご紹介したいと思います。
フームにしては珍しい急こう配の三角屋根のデザイン。
屋根はアスファルトシングル材で葺かれています。一見落雪屋根に見えますがれっきとした無落雪です。ただ風によってできる雪庇だけは防げません。一方板金屋根より雨音が静かで耐久性も優れていると言われております。フームでもすでに10年以上の実績があります。
外壁は北海道産のカラマツを荒挽き板を、炭焼き工場のプールで木酢液に漬け込んで仕上げる天然由来のものです。というか森での伐採から建材の仕上げまで道央の一つの町で完結しています。
d0148036_1795234.jpg

d0148036_10545132.jpg
手前に置いてある板材は建物を建てるために伐採したイタヤカエデやセンノキなどの広葉樹。カウンターやテーブルに有効に利用しようと検討中。
玄関前にウッドデッキとポーチ屋根をつけました。
屋根は光が透るようになってます。冬は雪が載ってしますが。
ウッドデッキは決して耐久性の高いものではありません。10年程度で結構手直しが必要となるでしょう。しかし今までご自分でメンテされる方が意外に多く感心させられます。
ドアを開けると玄関土間と階段ホールなどすべて一体の土間空間となって広がります。趣味と実益を兼ねて楽しみなのは薪ストーブ。選んだのはノルウェー製のもっとも小さいストーブで、熱量が比較的小さく薪の持ちもよい優れモノです。フームのお客さんでは一番人気です。一見暖炉風の炎が沢山見える大きなストーブは熱量が多すぎてオーバーヒートしがちで結構扱いが大変です。
d0148036_17455695.jpg

正面右側はユーティリティーです。トイレ、洗面、浴室です。
浴室は年々改良に改良をくわえ今の形になりさらに進化中です。仕上げは青森ヒバ、浴槽は高野槇です。
木の浴槽はカビとの戦いですが、浴室の環境を徹底的に良くし、さらにカビの原因になるシャンプーの処理などうまく処理することで10年以上たっても美し浴室を保つことができます。本日はまだ未使用な状態ですが記念撮影ということで。
d0148036_1822195.jpg

d0148036_1818996.jpg

階段を上って2階に行きます。
採光、耐震性、換気、痛風上有利でかつ天井高さがゆったり取れるので二階にリビングダイニングを持ってくることが多いです。とくに今回は屋根勾配が急なので必然的に天井高さが取れるため開放的で立体的な空間利用が可能となります。
d0148036_18473879.jpg

今回のポイントです。いつもの壁、天井のプラスター塗り壁ですが、この石膏系の材料を寝るときに15パーセントほど魔法の蓄熱材量を混ぜて粉ね、塗りあげました。この効果によって暖房エネルギーを2割程度、最大3割削減されることが確認されております。この蓄熱材は万能ではなく、家にいる時間が長い、日当たりが良い、薪ストーブがあるなど生活発熱が多いほど有利に働きます。手前のちょい悪イケ面風がオーナーさんで奥が担当の高田吾朗です。
キッチンもいつものごとく大工さんによる現場製作もの。これもすでに10年の実績です。ちょっとした気の使い方でほかの素材よりメンテナンスしやすいということに気がつきました。ガステーブルは久しぶりにドロップインコンロです。魚焼き機が必要ない人には便利です。
また背面のレンガも定番で野幌のレンガ工場で選んできたものです。今回はかなりおとなしめに貼っていますが職人によってずいぶん味がかわります。
d0148036_1972134.jpg

反対側が子供部屋と小さな和室。天井高さが一番低いところで1,8メートルしかありませんが、そのおかげでロフトがフルに使います。
d0148036_1911128.jpg

ただいまロフトに取り付ける手摺の高さを確認中です。引越しまでに階段の手すりと似た形のものを取り付けます。
作業服を着ているのが大元さん。このお宅の施工を受け持った人です。毎年3棟くらいお願いしております。
大工さんも含めフームの仕事が慣れているのでいろいろ助かります。
オーナーさんご夫妻はもともとランドスケープ関係の仕事をしていてこれからの庭作りがとても楽しみです。ランニングコストも含め機会があればご紹介したいと思います。
[PR]

by humu_sapporo | 2012-11-07 19:28
2012年 07月 02日

旅するギャベ

ひと月ほど前にフームでカレーパーティーを開催してくれたパキスタン出身のアントニーさん。料理の腕前は大絶賛です!しゃべりすぎだけど・・・・
そのアントニーさんが「旅する木」でギャベ展をひらくので遊びに行きました。
ギャベははまってしまう魅力があります。羊の毛をあまり脱脂せずに素地のまま、もしくは草木染めにして絨毯をおります。毛足が長く、かつ密度が濃いので弾力性が高く汚れにきわめて強いのが特徴。アントニーさんの言葉
「コーヒーでもカレーでも商品にこぼして大丈夫。土足で歩いてもOK」
手触りはラブラドールやプードルを撫ぜ回しているような感じ。
素晴らしく奥深い色あい、自然なのにしっとりとした光沢がある。
d0148036_2014417.jpg

会場は元教室だったところ。時にはマークロスコーのような色彩だったり、モダンを感じるものも多々ありますがすべてイランの遊牧民族の手工芸です。仕事の合間で編むので畳一畳分を1年半くらいかけて織ります。気が遠くなりそうな作業です。
d0148036_20162568.jpg

小物入れに入っているのは染色に使う材料です。中身はウコン、ザクロ、クルミ、ジャジール、アカネ、石英
d0148036_20205939.jpg

日本でも藍、紅花などで絹や木綿を染めてましたね。化学染料には出せない深みと耐久性があります。一時物珍しさに鮮やかなピンクなどの化学染料をつかった品物もありましたがアントニーさんは扱わないそうです。機械織りもありますが今回はすべてハンドクラフトです。
ついでにお店の看板娘(本人が言っている)のアイリーンさんです
d0148036_20245313.jpg

ギャベはまた機会がありましたらご紹介します。我々の絨毯に対する認識が変わります。
[PR]

by humu_sapporo | 2012-07-02 20:33
2012年 07月 02日

旅する木、旅するギャベ

日曜日久しぶりに休みをとって当別まで木工房「旅する木」へドライブです。
今から5年くらい前にいろいろな木工家が集合して椅子展を行い、私ものぞきました。技術やデザインを強調したものがたくさんある中、一つの椅子が目に入りました。座り心地のよさととシンプルな形にひかれ作家の名前を記憶しておりました。それが須田さんの「旅する木」です。
昨日は知人のアントニーさんがこの工房で「旅するギャベ」展を行うというのこちらも楽しみでした。
入口では出産を終えたばかりのノンノがお出迎えい。まだ眼も開かない赤ちゃんが二匹と心配そうな母親。すくすく育ちますように。
d0148036_15115483.jpg

まずは工場拝見、昭和34年に建て替えられた木造の体育館で当時ではとても珍しい大断面集成材構造です。当時主流だった鉄骨を使わず薄い木材を何十枚も重ねてアーチ型の大きな梁を作ったのです。このような魅力的な空間で、そしてとても工具が整理されていて仕事に対する姿勢が想像できます。なにせうらやましい。
d0148036_15164857.jpg

製作中の椅子たちです。座が取り付けられれば完成。仕上げオイルには地元産の亜麻仁油を使用。この辺は亜麻の産地なのです。
d0148036_15185580.jpg

ちなみにモダンな仏壇です。開くとこのようになります。このように仏壇もオーダーで製作依頼することができます。d0148036_15195062.jpgd0148036_1520563.jpg
展示室におかれた完成品といろいろな椅子たち 木造校舎は展示スペースとしてもとても魅力的です。椅子も皆とてもきれいで座り心地が素晴らしいです。
d0148036_15215943.jpg
須田さんが家具作家を本気で目指すことになったきっかけはシェーカーの家具だったそうです。敬意を表しシェーカーデザインの子供椅子、そして椅子の開発のために作ったミニチュア椅子です。まずはミニチュアで何台も試作してさらに実物大で完成度を上げます。家具、とくに椅子作りはとても頂点が高く、忍耐力が必要です。
d0148036_1533770.jpg
シェーカーデザインは少ない材料で使いやすく、合理的なクラフトを追求しました。背もたれの穴はフックに掛けるためのものです。掃除のときに邪魔にならぬように。
d0148036_15332329.jpg
ミニチュアの段階で手摺の位置関係などを3次元で確認するそうです。作り手の見える、友達にもなれる家具選びなど魅力的ですね
d0148036_15233338.jpg

今日は良いものを見せて触らせていただきました。次はギャベ展に続く予定です
[PR]

by humu_sapporo | 2012-07-02 15:38
2012年 03月 27日

脱原発カフェとパレスチナの今について

二日続けてのお誘いです。
 30日金曜日は朝10時から18時まで札幌駅前通り地下空間の北洋銀行本店ビッセ地下歩行者空間という札幌のど真ん中を占領して「脱原発カフェ」を行います。
311以降始めた出前原発授業がなんと100回目を迎える脱原発先生「かわはらしげお」の路上ライブ授業や加藤千里さんの「放射能」と子供の話やゴスペルなど盛りだくさん。
会場設営をいつもお世話になっているホクシン建設さん、大元工務店さん、徹庚ハウジングさんがボランティアで参加、します。昼からはフームのスタッフがキッズコーナーに張り付きますので小さなお子様連れも気兼ねなくのぞきにきてください。
 31日土曜日は18時半からエルプラザ2回の環境研修室で
「北海道パレスチナ医療視察団報告会」を行います。
昨年12月に第二回医療視察団を派遣しされなる支援と交流の手ごたえをつかんできました。
パレスチナ問題の根底にあるものは何か、私たちは何ができるのか?
そして昔から脱原発とパレスチナ問題に取り組んできた人が重なってくる理由は?
多くのことを感じるヒントになればと思います。
d0148036_0503119.jpg

[PR]

by humu_sapporo | 2012-03-27 00:51
2012年 02月 23日

厳寒の環境調査

引き渡した建物のその後の周辺環境を体感することも大切な仕事ですね!
岩見沢の郊外で建設した野生動物写真家の御宅を引渡し後に訪れました。
この日も岩見沢は吹雪いて途中何度かホワイトアウトです。本日の我々の厳しい仕事が待っております。
御宅からシールをつけてスタートです。写真は担当したスタッフの蓮池です。
d0148036_17575897.jpg

ここから写真家、黒ラブのリクと蓮池、私でスタートです。
はじめは唐松林が続きますが途中から自然林になります。
d0148036_1834982.jpg
d0148036_1841124.jpg

40分くらいでオープンバーンが現れてしまいました。
d0148036_186818.jpg

下から私が撮影です。なれないカメラで苦労です!でも蓮池のオーバーアクションの滑りが光ります!
d0148036_1873179.jpg

みんなで無事下山したら偶然にお風呂が湧いていました。お風呂の使い勝手を確認するのも大事な仕事です。
d0148036_1885919.jpg

d0148036_18112868.jpg

浴室の機能を確認したら今度は有機野菜と平飼い地鶏のサラダ、自家製ベーコンとじゃがいものグラタンが待っていました。忙しいがとても充実した一日でした。
d0148036_18123518.jpg

[PR]

by humu_sapporo | 2012-02-23 18:16
2011年 11月 18日

桜岡設計事務所 高橋克己

先日急用で旭川で一泊しました。
旭川には何といっても?我フーム空間計画工房から独立した高橋克己君が旭山動物園の近く、桜岡
で開業しました。さつ速同じく独立した浅田君と泊めてもらいました。
d0148036_19524278.jpg

ストーブに火を入れて、とてもあたたかな夜です。
d0148036_19392580.jpg

彼の生活がとても羨ましく思えました。しかしこれも高橋君の几帳面で綺麗好きな性格からきているわけで、誰でもが快適になるわけではありません。私には到底真似できるハズはありません。ご覧ください、基礎前に積んだ薪のレイアウト。設計頼むなら彼のような精密な人間が間違いないか!?
d0148036_19442282.jpg


桜岡設計事務所のホームページ
[PR]

by humu_sapporo | 2011-11-18 19:48