【スタッフブログ】 株式会社 フーム空間計画工房 北海道札幌市中央区の一級建築士・建築設計事務所

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2016年 07月 12日

「きなりの家」2年点検

「きなりの家」の二年点検に立ち合いました。一年点検がタイミング合わずに初めての点検となります。名前の通り、極力素材のままを意識した建物で、初めてチャレンジしたこともありますので楽しみです。
まずは外観から。外壁はトドマツの荒木を木酢液で染めたものです。原材料から着色まで道産となります。元から色あせた感じの外観なので2年目でどうということはありません。というか10年経とうがイメージは変わらないでしょう。メンテナンスも極力必要ないディテールとなっています。
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延べ床面積32坪にカーポートという標準的にコンパクトな建物です。しかし一年中たてものの隅まで同じような環境になるので、今までの32坪と比べると実質大分広く使えます。
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玄関ポーチまわりです。外壁の質感が良く分かると思いますが、ムラの無い仕上げが敷きな人にはあまり向かないでしょうが、ローコストということもあって大人気です。玄関ドアはオスモのファーグリーンにいろいろ調色して渋いモスグリーンで仕上げました。横の表札とポストボックスは真鍮で一体となっていますが、2年経って良い色合いになっています。室内に入ると玄関土間(土足部分)も木の仕上げです。さらに言うと一回オイルステインのオリーブ色を塗っただけですが、すでに塗ったかどうか分からに感じですが、個人的にはとても好みにしあがっています。
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土足のところが板なんて、すぐ腐るでしょうとか、掃除が大変でしょうと言われるのですが、過去の経験から、コンクリートより綺麗で手入れが楽だと思います。
次に浴室ですが、今回はトドマツの板壁にFRPの浴槽です。換気と暖房をしっかりすると壁がカビないのは当然ですが、それにしても綺麗な浴室でした。しっかり洗濯物干し室としても使っているようですね。
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シャワーの石鹸分を洗い流すことがきれいに保つコツですね。あと浴室をしっかり温めることです。
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今回から水回りに使っていた集成材を辞めて無垢板のはぎ合わせにしました。コスト的にはちょっと上がったのですが、より綺麗でさらに集成材のような接着面が表に出てこないのでより一層手入れがしやすいような気がします。ということで先に飛びますがキッチンの様子です。
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引き渡しのとき以上に良い色になっていますね。お客さんも「ステンレスより手入れが楽だよね」と言ってくれています。
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内装の仕上げは木部 ほぼトドマツ素地、構造材はカラマツ、壁は漆喰の荒壁仕上げとしています。二年が経つとずいぶん落ち着いた感じになってきますね。ちなみに分かりにくいですが、キリムを引いていたところを
めくってもらい、床の日焼けの様子です。
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木という素材はとても便利で、使い方さえ間違えなければ、どんどん良くなっていくものです。狭い土地の定番になっている2階リビングダイニングです。
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今回の感想として、お客様がこの建物をとても可愛がっていることがとてもうれしく思いました。
どんな建物でも、建て主によって、どんどん良くなったり、魅力的になるものです。
ちなみにランニングコストは24時間全室暖房、毎日入るお風呂含めた給湯、調理をプロパンで年間17万くらい、電気料金年間3万円ということでした。さらに今度の冬の浴室の換気方法など工夫する事で快適性を保ちながら節約する方法を提案しました。
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by humu_sapporo | 2016-07-12 12:18


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